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高橋 純一
現・シカゴ・カブス国際スカウト
フリー・コンディショニング・コーディネーター
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スポーツ科学修士(スポーツコーチング)
元千葉ロッテマリーンズ、コンディショニング・コーディネーター
元サンディエゴ・パドレス通訳兼コンディショニング補佐
オンリー・ワンの指導者へ
あなたは自分がどんな人間か考えたことがありますか?コーチやトレーナーは相手の人がいて初めて成り立つ仕事です。決して自己満足だけで終わる仕事ではないと思います。しかし、活動をしていてまずは自分がしていることが心から楽しいと感じることが良い指導者の基盤となるものではないでしょうか。指導者にとって、当然基本的な知識や経験は必要なものですが、それ以上に自分独自の人間力(思想、行動、性格)を持つことが大事だと私は思います。選手、クライアントとのコミュニケーションのとり方、観察力、計画力すべてにおいてこれが正しいというものはありません。自分の確たる柱を持っていれば、選手やクライアントのみならず他の指導者達と同じ目の高さで話し合い、そこから新たな改善方法を生み出すことが出来るからです。まずは己を知り、己を高め、そして相手も高められる。それが指導者としての理想の姿の1つなのではないでしょうか。
さて、今回はパワーポジション(PP)を意識させるアプローチ方法を紹介していきます。前回はPPについてとその中心部分となる①体幹(コア)の意識方法を紹介していきました。今回はそれを踏まえてPPがしっかり取れ、そこから最大限のパフォーマンスが発揮できるようなエクササイズを紹介していきます。前回紹介したように①~③の段階があり、今回は②③を紹介してきます。
3関節の伝達の順番を意識したバランストレーニング
PPを作る(ローディング)ために3つの関節(足関節、膝関節、股間節)の屈曲・伸展の順番を意識して行っていきます。あくまでも意識レベルの段階ですが、これを意識することにより力の集束(力が逃げない)が生じ、後のステップであるプライオメトリクス、打、投、走、守の動作へ深く関係していくはずです。
ここで簡単に要点をまとめておきます。
①PPへのローディング(溜め)作業: 股関節 → 膝関節 → 足関節
②PPからパフォーマンス時の伝達(力の出力): 地面 → 足関節 → 膝関節 → 股関節
③常に体幹部への意識がある。
ここでは回数には触れず、意識のしかたを話していきます。種目は違いますが、全て同じ意識の元行っていきます。
その前に前回の体幹部の意識の仕方をもう1度チェックしてからバランストレーニングに入りましょう。
1.ベーシックバランスドリル
①トゥタッチ
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| スタート(写真1) |
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フィニッシュ(写真2) |
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| フィニッシュ側面(写真3) |
片足で立ち、体幹を身体の中心として安定させ、右手(左手)と左足(右足)をお互いに引き伸ばす(写真1)。
右手で左(右)つま先をタッチする。このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること(写真2、3)。
つま先をタッチしたところからスタートポジションに戻る。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
②BOXスローダウン
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| スタート(写真4) |
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フィニッシュ(写真5) |
片足でBOXの上に立ち(写真4)、体幹を身体の中心として安定させ、片方の足をBOXからゆっくり(3~5秒)かけて落としていく(写真5)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。
BOXから落としたところから再びスタートポジションに戻る。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
③BBスクワット
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| スタート(写真6) |
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フィニッシュ(写真7) |
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| フィニッシュ側面(写真8) |
バランスボール(BB)を両肩甲骨下部と腰部の間あたりにあて、脚を肩幅よりやや広めで立ち(写真6)、体幹を身体の中心として安定させ、身体を落としていく。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。
身体を落としたところから再びスタートポジションに戻る。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
2.アドバンスバランスドリル(実際の動きに近いドリル)
①BBツイストスクワット
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| スタート(写真9) |
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フィニッシュ(写真10) |
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| フィニッシュ側面(写真11) |
バランスボール(BB)を両肩甲骨下部と腰部の間あたりにあて、脚を肩幅よりやや広めで立ち、両手を身体の前で組み、体幹を身体の中心として安定させ(写真9)、身体を右(左)に捻りながら落としていく(写真10、11)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。写真のように左に捻る場合、左つま先、膝は外側に逃げないように、左右の内転筋で内側へ絞るのを意識する。
身体を落としたところから再びスタートポジションに戻る。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
②トライアングル
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| スタート(写真12) |
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右側へのローディング(写真13) |
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| 左側へのローディング(写真14) |
脚を広げて(投球、打撃動作のステップしたときの広さ)立ち、体幹を身体の中心として安定させ(写真12)、右(左)側へ身体を落としていく(写真13)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。この際もつま先、膝がその側へ逃げないように右(左)側の内転筋を内側へ絞る意識をもつこと。
写真の状態から腰の高さを変えないまま反対側へスライドさせ左(右)側のローディングを行う(写真14)。
そこからスタートポジションに戻る。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
③打撃動作を意識したBOXスローダウン
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| スタート(写真15) |
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フィニッシュ(写真16) |
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| BOX無し(写真17) |
片足でBOXの上に立ち、体幹を身体の中心として安定させ(写真15)、片方の足をBOXからゆっくり(3~5秒)かけて落としていく(写真16)。
脚を落とす方向は打撃時の踏み出しと同様、BOXからなるべく遠い位置へ落としていくこと。(BOXの高さが低いほど遠くへ落とせる。)
このときに軸足の力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わるのを感じること。また上から下方向の直線的なローディングのみではなく、上半身と下半身はお互い反対の方向へ移動しているのを感じ、且つ軸脚がブレない(外側へ逃げない)よう、そして身体が開かないよう、両脚の内転筋を内側へ絞る意識を持つこと。
踏み出し側の足が床をタッチした時点でスイングをしても良いが、あくまでも身体の軸、ローディングの意識の作業ため、そこからスタートポジションへ戻す。
BOXから落としたところから再びスタートポジションに戻る。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
BOXだけでなく、BOX無し(写真17)や、バランスディスク、BOSU、バランスパットなどでも行ってみると効果的。
必ず両サイド行うこと。
3関節の伝達順番を意識したプライオメトリクス
①の体幹部の安定、②のバランストレーニングによる力の伝達の意識がしっかり行えるようになって上でプライオメトリクスの種目に入っていきます。
ここで簡単に要点をまとめておきます。
①体幹部の安定 → バランスドリル(力の集束)がしっかり行えてからこのドリルを行うこと。
②ローディング → PP → 爆発的パフォーマンスの流れの確認
③着地の動作はローディング(溜め)の動作でもあることを意識
ここでは回数には触れず、意識のしかたを話していきます。種目は違いますが、全て同じ意識の元行っていきます。
1.ベーシックプライオメトリクス
①シングルレッグホップ(垂直方向への出力)
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| スタート(写真18) |
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フィニッシュ(写真19) |
片足で立ち、体幹を身体の中心として安定させ、両手を後ろへ引きながらゆっくり(2~3秒)かけて落としていく(写真18)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。
ここから両手を振り上げると同時に最大ジャンプの50%くらいの力でジャンプする(写真19)。
このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
着地は足音がたたないように3つの関節を使って衝撃を吸収およびローディングの作業を行う(写真18)。
この動作を連続で行い、身体のブレ、バランスの悪さなどを修正すること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
②シングルレッグタックジャンプ(垂直方向への出力)
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| スタート(写真20) |
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ジャンプと腕の振り(写真21) |
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| 左(右)膝を胸へ近づける(写真22) |
片足で立ち、体幹を身体の中心として安定させ、両手を後ろへ引きながらゆっくり(2~3秒)かけて落としていく(写真20)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。
ここから両手を振り上げると同時に最大ジャンプの80~90%くらいの力でジャンプし(写真21)、ジャンプした側の膝を胸に近づける(写真22)。
このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
着地は足音がたたないように3つの関節を使って衝撃を吸収およびローディングの作業を行う(写真20)。
この動作を連続で行い、身体のブレ、バランスの悪さなどを修正すること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
③サイドホップ(水平方向への出力)
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| スタート(写真23) |
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水平方向へのジャンプ(写真24) |
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| 着地(写真25) |
片足で立ち、体幹を身体の中心として安定させ、両手を後ろへ引きながらゆっくり(2~3秒)かけて落としていく(写真23)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。
ここから両手を振り上げると同時に水平方向へジャンプし(写真24)、ジャンプした反対側の足で着地する(写真25)。
このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
着地は足音がたたないように3つの関節を使って衝撃を吸収およびローディングの作業を行う(写真23)。
この動作を連続で行い、身体のブレ、バランスの悪さなどを修正すること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
2.アドバンスプライオメトリクス
①投球動作を意識したサイドホップ
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| スタート(写真26) |
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ローディング(写真27) |
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| 水平方向へのジャンプ(写真28) |
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着地(写真29) |
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| 反対側からの動作のスタート(写真30) |
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片足で立ち、体幹を身体の中心として安定させ、両手は投球動作を意識しグローブとボールを持つイメージを持つ(写真26)。
このときに軸足の力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わるのを感じること。また上から下方向の直線的なローディングのみではなく、上半身と下半身はお互い反対の方向へ移動しているのを感じ、且つ軸脚がブレない(外側へ逃げない)よう、そして身体が開かないよう、両脚の内転筋を内側へ絞る意識を持つこと(写真27)。
ここから両肘を振り上げると同時に水平方向へジャンプし(写真28)、ジャンプした反対側の足で着地する(写真29)。
このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
着地時は身体(肩)が開かないよう気をつけ、3つの関節を使って衝撃を吸収およびローディングの作業を行う。
この動作を連続で行い、身体のブレ、バランスの悪さなどを修正すること。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
②MBフロントスロー
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| スタート(写真31) |
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フィニッシュ(写真32) |
肩幅よりやや広めで立ち、体幹を身体の中心として安定させ、メディシンボール(MB)を持ったまま写真のように捻っていく(写真31)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。写真のように右に捻る場合、右つま先、膝は外側に逃げないように、左右の内転筋で内側へ絞るのを意識する。
このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。いわゆる手投げにならないように注意する(写真32)。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
常に骨盤が投げる方向(力を出す方向)を向いていること。
パートナーもしくは壁を使って行うが、MBをキャッチすると同時にローディング及びPPの姿勢が取れているように意識する。
この種目の前段階としてBBツイストスクワットが効果的である。
必ず両サイド行うこと。
③MBサイドスロー
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| スタート(写真33) |
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フィニッシュ(写真34) |
肩幅よりやや広めで立ち、体幹を身体の中心として安定させ、メディシンボール(MB)を持ったまま写真のように捻っていく(写真33)。
このときに力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わる(ローディング)のを感じること。写真のように右に捻る場合、右つま先、膝は外側に逃げないように、左右の内転筋で内側へ絞る意識をする(写真34)。
このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。いわゆる手投げにならないように注意する。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
常に骨盤が投げる方向(力を出す方向)を向いていること。
パートナーもしくは壁を使って行うが、MBをキャッチすると同時にローディング及びPPの姿勢が取れているように意識する。
この種目の前段階としてBBツイストスクワットが効果的である。
必ず両サイド行うこと。
④片足始動からのMBプッシュスロー
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| スタート(写真35) |
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ローディング(写真36) |
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| フィニッシュ(写真37) |
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片足で立ち、体幹を身体の中心として安定させ(写真35)、踏み出しの足をゆっくり(3~5秒)かけて踏み出していく(写真36)。踏み出す方向は打撃時の踏み出しと同様、軸足からなるべく遠い位置へ落としていくこと。
このときに軸足の力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わるのを感じること。また上から下方向の直線的なローディングのみではなく、上半身と下半身はお互い反対の方向へ移動しているのを感じ、且つ軸脚がブレない(外側へ逃げない)よう、そして身体が開かないよう、両脚の内転筋を内側へ絞る意識を持つこと。
踏み出し側の足が床をタッチしてから骨盤を出力方向へ向けMBを押し出す(写真37)。身体の軸とローディングの意識作業がしっかり行えていないとMBは押し出せない。
体幹の意識を持つことで背中が丸まらずニュートラルポジション(第1回コラム参照)を常に保つこと。
BOXだけでなく、BOX無しや、バランスディスク、BOSU、バランスパットなどでも行ってみると効果的。
パートナーもしくは壁を使って行うが、MBをキャッチすると同時にローディング及びPPの姿勢が取れているように意識する。
この種目の前段階としてBOXスローダウン、打撃動作を意識したBOXスローダウンが効果的である。
必ず両サイド行うこと。
3関節の伝達を意識したスプリント
スプリントのスタートにおいてもバランス、プライオメトリクスの内容を意識したものを行えます。
①10mスプリントスタート
打撃、投球動作同様に写真のようにローディング作業を行いPPを作る(写真38)。
このときに軸足の力の伝達の意識は股関節 → 膝関節 → 足関節の順番で力が伝わるのを感じること。また上から下方向の直線的なローディングのみではなく、上半身と下半身はお互い反対の方向へ移動しているのを感じ、且つ軸脚がブレない(外側へ逃げない)よう、そして身体が開かないよう、両脚の内転筋を内側へ絞る意識を持つこと。
そこから進行方向(出力方向)に骨盤を向けスタートを切る(写真39)。このときの力の伝達の意識は足関節 → 膝関節 → 股関節の順番で力が伝わる(出力)のを感じること。
必ず両サイド行うこと。
この種目の前段階としてBOXスローダウン、打撃動作を意識したBOXスローダウン、MBプッシュスローが効果的である。
②チュービングによるレジスタンスラン
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| 写真41 |
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写真42 |
写真のようにチューブを腸骨よりやや上につけ、頭部から踵まで一直線に姿勢と保ち身体を前傾させる。パートナーは十分なチューブの緊張を保つ(写真41)。
そこから合図と同時にスタートで保った姿勢を保ったままスプリントを行う(写真42)。パートナーはスタート時と同じチューブの緊張を保ちながら進んでいく。
チューブの抵抗により、体幹部及び全身の安定と前傾姿勢の保持が必要なためスタート時に身体が起きてしまう(前傾姿勢がうまく保てない)人には効果的。
距離はチューブの緊張の強さにもよるが、10~50mの間でセットする。
前回のコラムのに書きましたが、意識の順番としてまずは①体幹部の意識・安定の確立を促した後、② → ③へのステップアップを行っていってください。どのエクササイズも常に体幹への意識を持ち、3関節における力の伝達がスムーズに行えているかを観察し、エクササイズのプランニングを行うことが重要です。超一流のアスリートでも1度マスターした動作の意識、力の伝達が毎日の競技の中で出来るとは限りません。それらのどこかに問題がある場合は、怪我の原因になりやすく、また調子も安定せず、下降気味になりがちです。一方これらの意識、伝達作業がしっかり行えている選手、クライアントは怪我の防止、そして安定した力を出しやすくなるはずです。私達、コーチ、トレーナーはこれらの選手の毎日の細かい状態の違いを把握する必要があり、対策を常に持つべきだと思います。
今回の私のコラムが何らかのかたちで読者の方々にお役に立てれば光栄です。前述にもあるようにトレーニング方法、コンディショニング方法において必ずこれが正しいというものは前述にもあるようにトレーニング方法、コンディショニング方法において必ずこれが正しいというものは皆さんが精進していけば更に良いものができると信じております。
それでは、どこかでお会いしましょう!
質問の連絡先:
rockyjun12000@yahoo.co.jp
J.T. (Junichi Takahashi) Official Web Site